今年は上級講座を開催することが多い年のようです♪
のび〜〜〜しているのは休憩時間だからですね
美味しいのと楽しいのは良いことです!(この日のおやつはフレーバーポップコーンでした!)
なので、おなじみのこの場所へ撮影実習に行ってまいりました!
前回は「夏らしく撮影する」というお題が早春の2月に出たわけですが…。。今回は「春らしく撮影する」こと!
色彩が相まってちょっと春らしい暖かな雰囲気になったかも。
上級講座は年に数回開催しているのですが2月あたりに開催することが多いです
毎度お久しぶりの開催なのですが、今回は撮影実習の「お題」があったので2回分まとめての掲載です!(答えが先に分かってしまうので。。。)
テキストは毎回手作りしているこちら。
テキストを見つつ、カメラの機能、写真の基礎知識、応用知識を質問形式でチェックしていきますよ〜
と、いってもテストではないのでご安心を。間違えても何もありません。
ただ、想定と違う答えに参加者のみなさまの顔がどんどん疑い深くなっていくのは事実。。。(嘘じゃないですって)
アトリエ開催なのでレオンもいます。今回もみなさんに愛想をふりまき、可愛いがっていただきありがとうございます。
午前中の講義はそんな感じでみなさまを疑心暗鬼に導きつつ(嘘ではないです…)も、マニュアル撮影の奥深さに触れていただきました。
上級講座は上級者向けと銘打っていますが、写真歴とかではなく「フルマニュアルでだいたい何でも撮れるようになりました」という方が対象です。
カメラ理論や突っ込んだ設定、さらには光学的なこと、科学的なこと。知っていると撮影に役立つことばかり。
ランチはどちらの日程もラタトゥイユメインでサラダとパンです
ラタトゥイユは野菜もりもりなので結構食べる系。
ご夫婦で参加いただいた方に「娘が作る味に似ているよね」と仰って頂けてとてもうれしかったです
なんでも管理栄養士をしているとか。。。。そうですね。我が家の味付けは塩胡椒とオリーブオイルに月桂樹のみ。
素材の味を生かせるように…割とシンプルな味なのですが。野菜やソーセージは拘って選んでいるのでうれしかったです
寒い日だったので温かなスープで温まって…といきたいところですが、みなさま撮影もするので熱々ではなくなってしまう罠。笑
これはカメラ好きには仕方ない問題ですかね…。全員が撮影班なので穏やかです。笑
多少冷めてしまってもよい写真を撮りたい!という、すばらしい写真精神。。。。
食後おなかがこなれるまで座学をちょっとだけしたら近くへ撮影に行きます!
毎度おなじみこちらの神社。真冬なので寒々しい〜…のですが、参加者のみなさまへ出した課題は「夏らしい写真を撮ること」。
ええ〜〜!と言いつつ、それぞれの夏を探っていきます
そしてみなさんに聞かれるのが「先生〜。夏っぽくなりません〜〜!!」という声。
それについては写真を見せて貰ったうえで「じゃぁ、夏っぽいってどういう感じだと思います?具体的に…」と返すとそれぞれ違うんですよね。
「セミが鳴いていそうな樹が茂っている感じ」とか「日差しがギラギラしてる感じ!」とか「水の冷たさが気持ちいい感じ」とか「肝試しとかやっちゃう感じ?」とか。笑
なので、まずはその「感じ」という感覚を明確にすることが大切。これはどんな撮影でも同じです。
そして、いくつかの「感じ」を撮影環境や設定にじっくり落とし込んでいく作業、それが「シャッターを押す前」の時間。
そんなこんなでそれぞれの夏を模索しつつ真冬のさむ〜〜〜〜い神社内で夏らしい写真が撮影できました
写真は真実を写す、と書くけど目の前の真実じゃなくて、撮影者の心の中の真実を投影してくれる魔法の機械なんですよね。
これはセミの声が聞こえるけど、姿が見えなくて探している感じ
これは強い日差しがさしてるけど、日影で気持ちいい風が吹いている感じ
これは冷たい水に手を入れたいなぁ〜、とお手水を見ている感じ
夏っぽくなっていますか?参加者さんそれぞれの「夏」は個人の記憶や思い出を探るようで本当に面白かったです
あと、面白かったのがこれ。
「先生〜!ハートマークを見つけたのに可愛いく撮れないんです!!!!」とご相談。
なるほど。灯篭のこの部分を「ハート」と認識して可愛いく撮ろう!と思う発想は桐島には無かった〜〜〜!!!笑
なので、そのまま「えーと、可愛いってどんな感じ?今けっこう綺麗に撮れてると思うんだけど、自分では何が足りないと思う?」と質問。
「なんか、パキっとしちゃって。コンクリぽいんです。もっとゆるフワにしたくて」と。
「あ、だったら逆光で撮影した方がいいね!今はサイド光に近いから陰影はくっきりしているけどふわっとしてないでしょ?逆光で撮って更に玉ボケを入れたら可愛いかな?」と、やってみて、「可愛くなった〜〜〜!!」と、大満足。
※掲載写真はそれぞれのイメージで桐島が撮影したものです。参加者さまの写真ではありません。
写真教室は撮り方や技術を教える場所ではあるけど、その人の個性や着眼点を伸ばす場所で在りたいと思っています。
だから、「こうしたらいいよ!」と一方的な指示や、コピーをさせることは、その人の大切な個性をつぶしてしまうと桐島は考えています。
出来ることならその目の前にある引き出しの中身の宝物をちょっと見せて、もっと素敵に見える方法を一緒に探させて欲しいな、と思います。
どの引き出しを開けたらいいか分からない人もいるし、引き出しの場所が分からない人もいるし、誰かの素敵な引き出しにあこがれてもいいけど。
引き出しの中っていうのは結構個人的なことだったりするから、それがたくさんあるほど、写真を撮ることは面白いと思うのです。
上級講座はその引き出しの中をもっともっと素敵に見せる方法を学べる場所で在りたいと思っています
機材を買い足すことや、グレードアップをおすすめするのではなく、今あるものの特徴をもっとよく見つめて、自分自身をかんがみること。
そうすることで、もっと広い世界を見ることができるし、写真を撮ることが自分自身の喜びになっていくんじゃないかな?と思いました。
帰ってきてからはまずは冷えた手足を温かなお茶で解凍して(笑)、RAW現像やPhotoshopで出来ることの座学です。
RAW現像についてはPhotoCafeでは推奨はしていませんが、表現のひとつとしてJPEGでは出来ないものができる技術のひとつとして捉えています。
RAW現像は「撮った後で写真をいじれるヤツ」でもなく「上手くなったらみんなやるヤツ」でもなくただの手段です。
失敗した写真はRAW現像しても失敗写真だし、JPEGでビシっと決まっている写真はRAWで現像すると更に可能性が増えると思います。
撮影前に決められない設定が、撮影した後なら決められるというのなら、それは瞬時に全てを決めなくてはいけないような連続写真の時や、一瞬しかチャンスがない時、とかでしょうか。
それでも「真っ黒」の写真を適正露出にすることはできないし、その逆もしかり。
パソコン作業がとても好きな人は楽しみとしてはとても良いと思います。暗室作業が面白いのと同じ。
ただ、PhotoCafeでは撮影会は撮って出しで評価するので「写真の基礎を学ぶ」という意味ではRAW現像やPhotoshopで弄ることを想定した撮影方法は成長しないと思うのです。
だからこそ、カメラのことを最大限生かせる人が更なる技術としてRAW現像やPhotoShopを使えるようになったら、それこそ鬼に金棒な写真が出来上がると思うのです!
今回も目からウロコがボロボロ落ちた!(笑)と言っていただきありがとうございます
ご参加頂きありがとうございました!どうぞ良きPhotoLIFEをお過ごしください
PhotoCafe上級講座は5月14日(日)にお席を用意することができます
【写真展のお知らせ】
《保護猫・そと猫・ウチ猫》
2017.04.01〜05.08 開催
東京キャットガーディアン10年目企画!
月1猫撮影会ネコサツ3周年を迎えた桐島ナオによる3年分のTCG写真と旅をしたモロッコ猫写真、ウチの猫レオン写真の展示を大塚シェルターにて開催します!